慶應124三田会

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池田晶子さん
プロフィール
池田晶子さん文筆家。
1960年(昭和35年)8月21日午後9時5分、日本という島の、東京の一隅に生を得る。
1983年(昭和58年)3月、文学部哲学科倫理学専攻を卒業。
文筆家と自称する。池田某とも。
専門用語による「哲学」から哲学を解放する一方で、驚き、そして知りたいと欲してただひたすら考える、その無私の精神の軌跡をできるだけ正確に表わすこと、すなわち考えるとは一体どういうことであるかを、そこに現われてくる果てしない自由の味わいとともに日常の言葉で美しく語る「哲学エッセイ」を確立して、多くの読者を得る。とくに若い人々に、本質を考えることの面白さ、形而上の切実さを、存在の謎としての生死の大切を、語り続ける。 新宿御苑と神宮外苑の四季風景を執筆の伴とし、富士山麓の季節の巡りの中に憩いを得て遊ぶ。
山を好み、先哲とコリー犬、そして美酒佳肴を生涯の友とする。

2007年(平成19年)2月23日午後9時30分、癌により没す(46年6ヶ月)。著作多数。
さいごまで原稿用紙とボールペンを手放すことなし。
いながらにして宇宙旅行。出発にあたり、自らたって銘を記す。
「さて死んだのは誰なのか」
(池田晶子の、公式略譜より)

「(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞 」について
2007年春、この世を去った池田晶子さんの意思と業績を記念して、創設されました。
詳しくは、NPO法人の「わたくし、つまりNobody賞」HPをご覧ください。
http://www.nobody.or.jp/
なお第1回受賞式は2008年3月3日行なわれ、川上未映子さんが賞と賞金を授与されました。
著書 出版社 発行年 定価 編集者コメント
「人生は愉快だ」 毎日新聞社 2008年11月刊 1,575円 著者が温め続けた未発表原稿が、本になります!昨春、この世を去った著者の最新作は、死から始まる生の考察。
釈迦、ヘーゲル、一休など、古今東西の思索者たちは死をいかに考え、どのような言葉で語ったか。
著者ならではの、意表をつく「人生相談」も冴え渡る。
生と死の両極に奔出する言葉が語る、人生の味わい。
「リマーク 1997-2007」 トランスビュー 2007年7月刊 1,890円 存在そのものに迫る、謎の思索日記。亡くなる前1カ月分の新稿を付す。思索の原型の言葉。
「暮らしの哲学」 毎日新聞社 2007年6月刊 1,400円 人生という不可解な旅を生きるすべての人へ??「精神の歳時記」ともいえる文芸の新境地。『サンデー毎日』2006年4月16日号-2007年3月4日号。死の直前まで書き続け、推敲された連載。著者、最後の一年間の暮らしの息づかい。
「人間自身」 新潮社 2007年4月刊 各1,260円 平和な時でも人は死ぬ」「信じなくても救われる」「この世に死んだ人はいない」。生きる意味を問い直す、大人のための“痛快哲学エッセイ”。『週刊新潮に』2003年5月1日号より、死の直前まで書き続けられた連載の単行本化。最終巻に自らの「墓碑銘」を収載。
「知ることよりも考えること」 新潮社 2006年10月刊
「勝っても負けても」 新潮社 2005年8月刊
「41歳からの哲学」 新潮社 2004年7月刊
「君自身に還れ 知と信を巡る対話」 共著
大峯顯
本願寺出版社 2007年3月刊 1,470円 宗教学者・大峯顯氏との対談。現代の諸問題、宗教、救いについて、鋭く論じる。
「14歳の君へ どう考えどう生きるか」 毎日新聞社 2006年12月刊 1,200円 迷っている心に、自ら考える力を。中学生へ向けて平易な言葉で書かれた「人生の教科書」。
「人生のほんとう」 トランスビュー 2006年6月刊 1,260円 ときに厳しく、また優しく、多くの人に肉声で語りかけた、心ゆさぶり胸を打つ6つの講義。
「新・考えるヒント」 講談社 2004年2月刊 1,680円 小林秀雄と池田晶子、思惟する魂の宿命的出会いが生んだ「正しく考える」ためのヒント。
「14歳からの哲学 考えるための教科書」 トランスビュー 2003年3月刊 1,260円 善悪・自由・愛・生と死。人生一度は考えるべき30の問いに真正面から答える現代の古典。
あたりまえなことばかり トランスビュー 2003年3月刊 1,890円 切れ味鋭い文章と疾駆する思考が、世の常識を鮮かに徹底的に覆す、極上の哲学エッセイ14本。
「ロゴスに訊け」 角川書店 2002年6月刊 1,470円 「なぜ、善は存在するのか」形而上と形而下のはざまで。現代人に送る思索の入り口。
「2001年哲学の旅」 新潮社 2001年3月刊 2,310円 ギリシャ、ドイツ「哲学の聖地巡り」を実際に楽しみながら、その神髄をやさしく学ぼう。
「考える日々」 毎日新聞社 1998年12月刊 1,680円 時代がどう移り変わっても考える人は揺るがない。考えることは、どんな困難も越えてゆく。第一集の刊行から10年、静かに版を重ねる奇跡の時評集。『サンデー毎日』1998年2月から2000年12月まで連載。
「考える日々U」 毎日新聞社 1999年12月刊
「考える日々V」 毎日新聞社 2000年12月刊
「魂を考える」 法藏館 (絶版)
1999年4月刊
「死と生きる 獄中哲学対話」 共著
陸田真志
新潮社 1999年2月刊 1,575円 生きるべきか死ぬべきか?死刑判決の殺人犯が〈善く生きる〉ためへ、息詰まる言葉[ロゴス]の劇[ドラマ]が始まった。
「残酷人生論」 情報センター出版局 1998年3月刊 1,470円 あるいは新世紀オラクル。考えるということは残酷なことである。見せかけの知性を一刀両断する。
「睥睨するヘーゲル」 講談社 1997年1月刊 1,680円 「考える言葉」が世界をひらく。世に溢れる全勘違いを粉砕するメタフィジカル・エッセイ。
「さよならソクラテス」 新潮文庫 1997年12月
単行本刊
2004年3月
文庫刊
500 円 史上最大の論客が甦った。家族崩壊、ガン論争、介護問題等々、身近な話題をテーマに繰り広げられるスリリングな討論バトル。ネット時代を斬る、究極の対話集。『新潮45』1992年8月号から1997年4月号まで連載。
「ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け」 新潮文庫 1996年4月
単行本
『悪妻に訊け』刊
2002年8月
文庫刊
(改題)
460 円
「帰ってきたソクラテス」 新潮文庫 1994年10月
単行本刊
2002年3月
文庫刊
460 円
「メタフィジカル・パンチ 形而上より愛をこめて」 文春文庫 1996年11月
単行本刊
2005年2月
文庫刊
570 円 ソクラテスから養老孟司まで、古今東西の思索を読み解く人物批評集。
「オン! 埴谷雄高との形而上対話」 講談社 1995年7月刊 1,890 円 ふたつの「よく似た意識」の遭遇が生んだ画期的対話。処女論考「埴谷論」決定稿他を収録。
考える人 口伝[オラクル]西洋哲学史 中公文庫『考える人』 1994年9月
単行本刊
1998年6月
文庫刊
840円 学術用語によらない日本語で、永遠に発生状態にある哲学の姿を損なわずに語る大胆な試み。
「事象そのものへ!」 法藏館 1991年7月刊 2,100円 思考の発生と運動を非人称かつ普遍的な言葉で記し、天才の登場を鮮烈に告げた記念碑的作品。